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廣雅張揖 廣雅
【こうが】
前述の『爾雅』の体裁にならい三国魏の張揖が編纂したもの。別名『博雅』というのは隋の煬帝の諱を避けたためである。テキストとしては清の王念孫『廣雅疏證』を用いるのがよく、中華書局と江蘇古籍出版社の圏点付きの影印本があり、中華書局からは索引も出ている。さらに影印本に陳雄根が直接標点を施したものも中文大學出版社から刊行されており利用できる。徐復編になる『廣雅詁林』(江蘇古籍出版社)は抄本ながら諸注を広く集めており便利である。丁鋒『博雅音音系研究』(北京大學出版社)を参照のこと。
制作・著作:澁澤 尚 / 秋山 陽一郎
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