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唐兩京城坊考徐松 唐兩京城坊考
【とうりょうけいじょうぼうこう】
清の徐松が、唐代の諸書を広くあさってまとめたもの。唐の長安・洛陽についての基礎資料を提供してくれる。利用には、先ず中華書局「中國古代都城資料選刊」の標点本が索引付きで見やすい。より専門的には、李健超『増訂唐兩京城坊考』(三秦出版社)、閻文儒『兩京城坊考補』(河南人民出版社)があり、三秦出版社「古長安叢書」の『隋唐兩京叢考』、楊鴻年『隋唐兩京坊里譜』(上海古籍出版社)も参考になる。また、愛宕元『唐兩京城坊攷』(平凡社・東洋文庫)、平岡武夫『唐代の長安と洛陽』(同朋舍出版)も有用である。なお、「中國古代都城資料選刊」のシリーズからは、駱天驤『類編長安志』、徐松『河南志』、周城『宋東京考』、顧炎武『歴代宅京記』等、利用すべきものが出ている。
制作・著作:澁澤 尚 / 秋山 陽一郎
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