古今僞書考

姚際恆 古今僞書考
【ここんぎしょこう】

清の姚際恆の著。古書の弁偽を論じたもの。これを武断に過ぎるとして補注を加えたものが黄雲眉『古今僞書考補證』で、こちらを利用しなければならない。文海出版社から旧式標点本の影印が、台湾中央研究院から「姚際恆著作集」の一冊として新式標点本がそれぞれ出ている。また、偽書に関する諸説を集め整理したものに張心澂編『僞書通考』（商務印書館）、鄭良樹編『續僞書通考』（學生書局）があり参照が望まれる。鄭良樹『古籍辨僞學』（學生書局）を参照のこと。

□e-search
　台湾中央研究院「漢籍電子文獻」(Big5)【定】
　　（台湾中央研究院刊『姚際恆著作集』所収黄雲眉補證本）

（'99,10,4、齋主補足）