Top - 工具書提要 - 子部・科学類
本草綱目李時珍 本草綱目
【ほんぞうこうもく】
明の李時珍の撰。中国における最も代表的かつ包括的な本草書である。本草書で最も古いものは、梁の陶弘景が注釈を施した『神農本草經』(人民衛生出版社から『神農本草經輯注』が出ている)であり、歴代の本草書もそれを範としてきたが、李時珍は飽き足らず独力で全国各地の実物を調査、文献も収集し、約三十年の歳月をかけて本書を完成させた。テキストには数種あるが、利用する場合には、「江西本」をもとにした人民衛生出版社の標点本が索引もあり信頼できる。唐明邦『本草綱目導讀』(巴蜀書社)、中國藥學會藥學史學會編『李時珍研究論文集』(湖北科學技術出版社)、王劍主編『李時珍學術研究』(中醫古籍出版社)等を参照のこと。

Web-Site
 本草綱目・中藥圖譜 (GB)
  電子文献ではないが、本草綱目に収録されている品目のカラー図版を附す。検索機能付き。

'02,7,22、齋主補足)

制作・著作:澁澤 尚 / 秋山 陽一郎
All Rights Reserved to H.Shibusawa & Y.Akiyama since 1999.