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日知録顧炎武 日知録
【にっちろく】
明末の顧炎武の撰。社会百般の事象について考証を記した書。博学な知識をもとに、厳密精緻な考証を行っており、清朝考考証学の祖として記念すべき書となっている。利用するには、黄汝成の『日知録集釋』が優れており、花山文藝出版社から横組簡体字本が出版されている。

□補足
 本来は8巻であったらしいが、次第に書き足され、顧炎武の門人潘耒(はんらい)が、顧炎武の没後にその家より手稿本を求め、康熙年間に32巻として刊行し、更に道光初に黄汝成によって閻若璩以下90余家の説を集録した『日知録集釋』が刊行された。比較的手軽に利用できる『集釋』の繁体字本としては世界書局本があり、また邦人による部分訳として、清水茂『顧炎武集』(朝日新聞社、中国文明選)がある。

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