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楚辭 【そじ】 |
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南宋の洪興祖『楚辭補注』を見るには、中華書局「中國古典文學基本叢書」の標点本がよく、朱熹『楚辭集注』を見るにも、中華書局の標点本が便利である。歴代の諸注を広く集めたものとして、作品ごとではあるが、游國恩『離騒纂義』『天問纂義』(中華書局)があり、聞一多『離騷解詁』『天問疏證』『九歌解詁・九章解詁』(上海古籍出版社)は創見に富む。中華書局「中國古典文學基本叢書」の金開誠『屈原集校注』、上海古籍出版社「中國古典文學叢書」の湯炳正『楚辭今注』も役立つ。他に、姜亮夫『屈原賦校註』(中華書局)、譚介甫『屈賦新編』(中華書局)、何劍熏『楚辭新詁』(巴蜀書社)等があり、それぞれに長所がある。游國恩『楚辭論文集』(上海文藝聯合出版社)、姜亮夫『楚辭學論文集』(上海古籍出版社)、作家出版社編輯部編『楚辭研究論文集』(作家出版社)等参照のこと。『楚辭』に関する版本・注釈・論文については姜亮夫編『楚辭書目五種』・崔富章『楚辭書目五種續編』(上海古籍出版社)に網羅されている。本文(『楚辭補注』)付きの竹治貞夫編『楚辭索引』(中文出版社)がある。 | |||||
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