Top - 工具書提要 - 叢書/輯本・叢書類

程榮 漢魏叢書 【かんぎそうしょ】

明の程榮が、漢・魏・六朝の書38種を集めて編纂した叢書。やや遅れて何允中が増補し「廣漢魏叢書」（76種）を作ったが、校訂が粗略である。さらに、清の王謨は「増訂漢魏叢書」（86種）を編集した。これは版を重ねるごとに増え、最終的に96種を数える。漢・魏・六朝の諸書を概観するには「九十六種本」が便利であるが、校訂の精密さから言えば「三十八種本」が優れている。前者には大化書局の影印本がある。後者には吉林大學出版社の縮印・影印本があり、圏点が施されていて使いやすい。

制作・著作：澁澤　尚 / 秋山　陽一郎 All Rights Reserved to H.Shibusawa & Y.Akiyama since 1999.