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嚴可均 全上古三代秦漢三國六朝文 【ぜんじょうこさんだいしんかんさんごくりくちょうぶん】

清の嚴可均の編。上古より隋までの3490余人の文章を佚文も含めて全て集め、各々出処を明らかにしている。本書に二十年以上もの歳月をかけただけあって、正史から類書に至るまでくまなく渉猟している。中華書局から圏点の施された影印本が出ており、篇目・作者索引も別にあるので使いやすい。最近、河北教育出版社から点校されたが、横組簡体字である。なお、辞賦に限られるが、漢代の賦については『全漢賦』（北京大学出版社）があり、また、『先秦兩漢三國辭賦索引』（研文出版）は完全な一字索引であるので役立つであろう。高歩瀛編『先秦文擧要』・『兩漢文擧要』・『魏晉文擧要』・『南北朝文擧要』（中華書局）、張少康編『先秦兩漢文論選』、郁沅・張明高編『魏晉南北朝文論選』（人民文學出版社）等も利用できる。

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