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古史辨 【こしべん】 |
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顧頡剛・羅根澤・呂思勉らが編著した、いわゆる「疑古派」の論文集。胡適が顧頡剛に、姚際恆の『古今僞書考』の点読を委嘱したのをきっかけに、両者の間で文通が始まり、その往復書簡をそのまま収録したのが、1926年に編刊された『古史辨』第一冊上編(樸社)である。その後、第七冊まで刊行された。中国古代神話を研究するうえで必読すべき、有名な楊寛『中國上古史導論』(第七冊上編)等も含まれている。現在では批判も多い「疑古派」であるが、中国古代史・神話を研究するものは一読すべきであろう。上海古籍出版社・上海書店等から影印本が出ている。なお、「古史辨」発表の論文を中心に『顧頡剛古史論文集』(中華書局)が刊行中である。 | |||||
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