獅子山兵馬俑坑群周辺地図
(拠『文物』1986-12「簡報」) |
獅子山楚王墓附近からは、1984年末以来、都合約2000体の兵馬俑が出土しているが、徐州博物館「徐州獅子山兵馬俑坑第一次發掘簡報」(『文物』1986-12)によれば、今回出土している「髮髻俑」(IV型)の出土例は、これまで1号坑(H1)から出土した僅か5体を数えるのみという。(「平頂盔俑」(II型)は1・2号坑(H1・H2)を主体に多数出土している。)
この新出の兵馬俑坑の規模は、全長3.5m、幅2.1m、深さ3mで、出土した兵俑は高さが約43cm。全て西の羊鬼山の方向を向いて並べられ、保存状態も比較的良好らしく、衣服や頭部の一部に朱い顔料が残っているとのこと。
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