十三經清人注疏 （じゅうさんけい しんひと ちゅうそ・じゅうさんきょう しんひと ちゅうそ）

十三経に対する清朝考証学者の注解を標点本化

主に十三経に対して、清の学者がその考証学の成果を取り入れて著述した書物を集めたもの。例えば、孫詒讓『周禮正義』、馬瑞辰『毛詩傳箋通釋』、孫星衍『尚書今古文注疏』等である。中華書局が標点本のシリーズとして刊行しているが未完である。ほとんどは後述する「正・續皇清經解」に收められているが、底本に、より信頼できるものを使用している。なお、上海古籍出版社から出版されている同名のシリーズは、影印本である。また、胡培翬『儀禮正義』は、中華書局よりも早く江蘇古籍出版社がよい標点本を出してしまった。

齋主付記

Additional Notes

影印本の類いはいちいち紹介しないが、上記、未刊本のうち『左傳舊注疏證』については科學出版社の排印本がある。意外にも経書に関しては、清儒の注釈で手軽に利用できる網上電子文献が未だにない。（※焦循『孟子正義』については新編諸子集成を参照。）